さまよう大アリクイ

横浜市に住む。ホームページを作っていたりするが、最近滞り気味。

ゲド戦記全巻読み終わり

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子供の頃、ゲド戦記を読もうとして、1巻「影との戦い」の途中で挫折しました。

改めて読んでみて、挫折の原因は名前と感じました。当時(今もだけど)カタカナ名を覚えるのが苦手で、しかも1巻の始めはストーリー展開が早く、ヘブナーとかロークとかどんどん新しい地名が出てきて、頭がごちゃごちゃになったみたいです。今回は地名が出るたびに、地図で場所を確認したので迷わなくなりました。地図を見るようになったのは、RPGゲームをするようになってからですね。

また、登場人物に複数の名前があるのも混乱します。タカあるいはハイタカとゲドは同じ人の事、などと覚えて読まないと訳わからなくなります。映画見てなければ、覚えられなかったかもしれません。

ゲド戦記の最初の3巻は、私が小学生の昭和50年代前半に出たみたいですが、4巻「帰還」は平成5年、ゲド戦記外伝は平成H16年と、随分間の開いた出版でした。

最初の3巻は「影との戦い」「こわれた指輪」「さいはての島へ」は純粋に魔法世界のファンタジーですが、「帰還」では差別問題が入り込み、「アースシーの風」は輪廻転生みたいになり、作者が書いた時期の差を感じました。